便秘薬 副作用

便秘薬はその名の通りお薬です。使用には細心の注意が必要!

便秘になるとなかなか改善できないので、即効性のある便秘薬というのはとても魅力的なものです。

 

便秘対策に良いと言われるヨーグルトや野菜を食べても一向に良くならないので「ついつい便秘薬に頼ってしまう」という人も多いかと思います。

 

もちろん、便秘が長引けば身体にもさまざまな悪影響が出てくるので、そのリスクを考えれば時には便秘薬で対処することも大切です。

 

ただ、即効性があって手軽に服用できる便秘薬には、知らないでは済まされない副作用があることを知っておく必要があります。

 

このページでは広く一般的に用いられている便秘薬(下剤)の種類や仕組み、や想定される副作用などを簡単におさらいしていきます。

 

便秘の症状は放おっておくと危険な症状を引き起こす場合があります。便秘薬の使用に不安がある場合は速やか医師や薬剤師に相談してください。
また、ここに掲載されている情報が便秘薬の全てではありません。便秘薬の服用には必ず事前に効果、副作用などを医師、薬剤師など信頼できる機関に確認することをおすすめします。

便秘薬についてはこちらも参考になります⇒便秘薬についての体験談をまとめました。

 

下剤の種類と仕組みをチェック

現在流通している市販の便秘薬は大きくわけて「刺激性下剤」と「機械性下剤」の2種類に分類することができます。

 

どちらも広く一般的に使用されていて、大手の有名な市販薬もだいたいこのどちらかに分類されています。

 

「刺激性下剤」と「機械性下剤」のそれぞれの特徴と便を出させる仕組みについてサラッとおさらいしていきましょう。

 

「刺激性下剤」の種類と特徴

腸の粘膜に働きかけてぜん動運動(腸が便を運ぶ動き)を促す効果のある便秘薬で、一般的な市販の便秘薬の多くがこのタイプになります。

 

特徴としては、便通をもたらす効き目が高くまた即効性に優れています。しかし、常用することで身体に耐性がついてしまって効き目が弱くなっていくという特徴もあります。

 

「刺激性下剤」の特徴

  • 便通をもたらす効き目が高い
  • 即効性に優れている
  • 常用すると耐性がついて効き目がなくなる

 

「刺激性下剤」は使用される成分によってさらに以下のように分類することができます。

 

アントラキノン系

■成分:漢方でお馴染みの「大黄」やセンナなどが代表的。その他にも、アロエエキス、カスカラサクラダなどが植物由来の成分のものが一般的です。

 

■特徴:植物由来と聞くと身体に良さそうな響きがありますが、長期に渡る使用で「大腸黒皮症「大腸メラノーシス」と呼ばれる症状を引き起こすこともあるので注意が必要な薬です。

 

■市販薬:代表的な市販薬に、コーラック、スルーラックS、ビューラックなどがあります。

 

ジフェニルメタン系

■成分:ビサコジル、カスカラなど合成成分を主とした便秘薬です。

 

■特徴:アントラキノン系に比べて効果も副作用も穏やかと言われていますが、下痢、腹痛、吐き気などの副作用が起こる可能性があることが確認されています。

 

■市販薬:代表的な市販薬に、コーラックソフト、ビオフェルミンなどがあります。

 

 

「機械性下剤」の種類と特徴

便に水分を含ませて柔らかい状態にしたり、便を膨らませて腸を刺激して便意を促す働きのある便秘薬です。

 

特徴としては、便通をもたらす効き目は「刺激性下剤」に比べて弱く身体への負担も少ないとされています。また常用しても身体に耐性がつきにくくので長期にわたる使用が可能とされています。即効性がなく効き目も弱いことから慢性的な便秘を解消するにはやや難があると言われています。

 

「機械性下剤」の特徴

  • 便通をもたらす働きは穏やか
  • 即効性はなく効き目を実感するまで時間がかかる
  • 身体への負担が少なく常用しても大丈夫

 

機械性下剤も幾つかの種類に分かれています。種類と特徴は以下の通りです。

 

膨張性下剤

■成分:プランタゴ、オバタ種子、寒天、小麦ふすまなど植物性の成分が一般的です。

 

■特徴:その名の通り、腸の中で水分を含んで膨張させることによって便意を促す下剤です。依存性が少なく常用できるとされていますが、即効性がなく効き目も比較的穏やかなのが特徴です。

 

■市販薬:サトウラック、スルーラックデトファイバーなどがあります。

 

浸潤性下剤

■成分:DSSと呼ばれる界面活性剤が主な成分。

 

■特徴:便に水分を浸透させて便を柔らかくするタイプの便秘薬です。便に水分を浸透させるために界面活性剤(DSS)を使用しているのが特徴です。効き目が穏やかで実感するまでに時間がかかると言われています。

 

■市販薬:コーラックファースト、コーラックUなどに配合されています。

 

塩類下剤

■成分:酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム

 

■特徴:腸の塩分濃度を高めることで腸へ水分を集める働きのある成分。集まった水分で便を柔らかくするのが目的で使用されます。刺激が少なく依存性がないことから比較的穏やかな便秘薬と言われていますが、即効性はありません。腸内のマグネシウム濃度が上がるため腎障害が起こりやすくなると言われています。高マグネシウム血症と呼ばれる症状を引き起こす場合もあります。

 

■市販薬:3Aマグネシウム、スルーラックデルジェンヌなどに配合されています。

 

薬には必ず副作用がある

各種の特徴の部分でも少し触れましたが、便秘薬はれっきとした薬であって程度の差はあっても薬には必ず副作用がつきものです。

 

そもそも自然にお通じできるように作られている身体が、自然にできなくなっている問題について考えるべきです。

 

いくら副作用が少ない、身体に優しい便秘薬を使用したとしても無理矢理に便を排出させる行為は身体にとっては不自然で負担がかかって当然の行為であることを認識しておく必要があります。

 

便秘薬は根本治療ではない

便秘薬を服用するにあたって何よりも注意しなくてはいけないのが、「便秘薬は便秘を根本治療するわけではない」ということです。

 

便秘薬の種類によっては常用することで耐性がついてしまい、いくら便秘薬を服用しても全く効果のでない身体になってしまうと便秘が進行して思わぬ大病につながってしまうこともあります。

 

便秘薬を飲む際は細心の注意を払いつつ、常に「自分の力で自然なお通じをすることを放棄してはいけない」という心構えも必要でしょう。

 

 

便秘薬の乱用⇒依存する⇒身体に耐性がつく⇒便秘薬が効かなくなる

 

こうなってしまってはあとは病院で無理矢理に出してもらいうしか方法はなくなります。

 

便秘薬の乱用は「腸が自らの力で排出することを放棄しているようなもの」なのです。

 

生活習慣や食事を見直しすなど根本的なケアもしながら少しづつ量を減らして、便秘薬なしでスムーズな排便ができる体質作りをしていきましょう。

 

腸内環境を整えスムーズなお通じを実現してくれます。

便秘に効く酵素ドリンクランキングはコチラ

【便秘薬の副作用】便秘薬が身体に与える影響関連ページ

女性が便秘になりやすい理由
女性の方が男性に比べて約4倍も便秘に悩む人の数が多い理由を詳しく解説。女性特有の身体の仕組みから便秘になる原因までどこよりも詳しく解説します。
便秘が続くと出てくる症状
便秘が続くと身体にとって良くない症状や便秘を次々と引き起こしてしまいます。便秘がちなら知っておいた方が良い「便秘が続くとでてくる症状」についてまとめました。
便秘解消に効果のある食べ物
酵素以外にも便秘の時に積極的にとっておきたい食品はたくさんあります。便秘解消のお手伝いをしてくれる食品をまとめてご紹介します。